VOL.4「てくてく」~子どもとママのための快適アロマライフのススメ~
はじめまして、千原亜希と申します。
私は、アロマとハーブの温活サロンMartine Aroma 〜マルティーヌアロマ〜のオーナーとして女性の健康と美のサポートをしながら、アロマテラピーやナチュラルケアの大切さをお伝えしています。
また、10歳女子、7歳男子の2児のママでもあり、アロマテラピーやナチュラルケアを子育て生活に取り入れてすごしています。
アロマテラピーやナチュラルケアのおかげで、親子共に健康で楽しい日常過ごすことができ、その素晴らしさを実感しています。
みなさんはアロマと聞くとどんなイメージがありますか?
「なんだか良さそうだな〜♩」と思っている方、
「アロマテラピーっていろんな作用や効能がありそうだけど難しいそう」と感じている方。
気になっているけど、“何からはじめたらよいか分からない”
そんなママのために、子育て生活にアロマテラピー取り入れて感じた私の経験をシェアさせてもらえたらと思います。
【アロマテラピーを子育て生活に取り入れたきっかけ】
長女は生まれつき皮膚が弱く、赤ちゃんの頃から以下のような症状で悩まされました。
・少し陽に当たると皮膚がガサガサ、まるで砂漠のひび割れた大地のようになってしまう
・夏はオムツがムレてかわいいお尻に沢山の湿疹ができる
・蚊に刺されるとなかなか腫れがひかず、掻きこわしてグジュグジュになってしまう
・冬の乾燥時期は耳たぶの付け根が切れて血が滲む
そんな皮膚のトラブルに遭遇する度に、さまざまな場面でアロマが活躍してくれました。
- 日焼けでガサガサのお肌には
ラベンダー精油をブレンドしたシアバターのクリーム
- オムツかぶれには
ティートリー精油で作ったジェル
- 虫刺されや耳たぶの傷には
ティートリー精油やラベンダー精油をブレンドしたミツロウのクリーム、etc…
その他、風邪の前兆を感じたらティートリーのバスソルトでしっかり免疫力アップ
また、咳がひどい時にはアロマジェルを胸に塗ったりと、アロマテラピーは子ども達が元気になるサポートをしてくれました。
ジェルやクリームも簡単に作れて、副作用もほぼなく、子どもの肌が目に見えて回復していく様子を見て、改めてアロマテラピーの薬理作用(薬のような働きをする効果)の素晴らしさを実感したのです。
【アロマを赤ちゃんに使う時の注意点】
赤ちゃんの皮膚の厚さは大人に比べて約半分なので、外的刺激に敏感です。
生後半年くらいまでは、芳香浴か、精油よりも濃度が薄く刺激が少ないハーブウォーターを使うのがおすすめです。
生後半年以降は、通常の1/3程の濃度で精油を使ったスプレーやクリームを使ってよいと思います。 ただ、使用前には必ずパッチテストを行ってください。
※パッチテストとは…クリームやジェルを塗布した絆創膏を二の腕の内側などに貼り、48時間様子を見ます。異常がなかったら使用してくださいね!
【アロマの魅力について】
アロマテラピーは多くの薬理作用がある上に、その香りを嗅ぐだけで脳が癒されリラックスできるという、お薬にはないメリットがあります。
体調が悪かったり、肌トラブルでご機嫌ナナメな時でも
「ママ、いいにおいだね〜♩」
と子ども達は目をキラキラさせて嬉しそうに香りを嗅いでくれました。
良い香りは子どもだけでなく、ママである私の気分も癒してくれ、看病疲れやイライラも軽くなり、心を和らげるお手伝いをしてくれていたと感じています。
【好きな香りは健やかな暮らしのサポート役!】
好きな香りは身体を健康に保ってくれます。
リラックスした気持ちは、身体からのメッセージを受け取りやすくなります。
人は緊張したり不安があったりすると、身体が強ばり内臓がうまく働けなかったり、身体のサインをキャッチできません。
例えば、朝急いで朝食を食べ、急いで出発しなくちゃ〜!という緊張状態にあると、朝食後、トイレに行きたいというサインを感じ取れずにそのまま出かけてしまいます。
また、ストレスを抱えたまま過ごすと食べ物をうまく消化できず胃腸が痛むこともあります。
そんな時、良い香りを感じると安心感から身体がゆるみ、内臓が正常に働きます。
朝トイレに行くサインを感じとれたり、ストレスが軽減し胃腸がよく動いてくれて健やかに過ごすことができます。
また、好きな香りは深く呼吸できるためのサポートにもなります。
呼吸は生きていく上で欠かせない酸素を取り込むとても大切な作業です。
呼吸が浅く全身に酸素が行き届いていないと、慢性疲労や冷え、集中力の低下、睡眠不足などの症状が現れます。
お部屋に好きな香りを焚いておくだけで自然と呼吸が深くなり、健康な心と体に導いてくれます。
このように、香りを嗅ぐことで得られる効果は様々あります。
アロマテラピーってすごいですよね!
嗅覚は五感の中で唯一本能に直結する感覚と言われています。
本能で選んだ香りは今のあなたの心や身体が必要としている香り。
その効果や作用はきっとあなたを優しく、そして力強くサポートしてくれます。
まずは『これいい香り♩好き♡』と感じる香りを探してみませんか?
最後に精油を選ぶ際のポイントについてお伝えします!
芳香浴を楽しむなら、実店舗で香りを試してみましょう。同じ「ラベンダー」の精油でも、メーカーや産地などによって少しずつ香りは違うものです。ぜひたくさんの精油の香りを嗅いでお気に入りの1本を見つけてください。
また、効果・効能で選ぶなら、ネットなどで購入も可能です。
【購入する際の注意点】
◆皮膚に直接つけるスプレーやクリーム、オイルを作る場合は、出来るだけオーガニックのものを選びましょう。
◆100%天然の精油かどうか?人工の香料が混ざっていないか?という点を確認してもらえたらと思います。 正式名称は『精油』または『エッセンシャルオイル』です。『アロマオイル』というのは香りのついた液体ならなんでもアロマオイルと呼べるので、人工のものや100%天然ではないものもあります。品質には充分気をつけてください。
ぜひ、お子さまと一緒にお気に入りの1本を見つけてみてくださいね!
千原亜希
Martine Arom
a 〜マルティーヌアロマ〜代表
アロマテラピーサロンにセラピストとして5年間勤務。
妊娠出産を機に独立し、フリーランスとしてアロマテラピーの活動を開始。
2020年11月、岡山市北区内山下にアロマとハーブの温活サロンをオープンする。
子育て中、アロマテラピーやナチュラルケアの素晴らしさを実感。
子育て世代にアロマテラピーやナチュラルケアの大切さを伝える活動や、自身の不妊治療の体験から妊活サポートも行なっている。
アロマテラピー等の講座の開講・講師活動・イベント出展・企業内ワークショップ等多数開催。
HP:https://martine-aroma.localinfo.jp/