VOL.7「すくすく」~知っておきたい産後の身体の話~

***知っておきたい産後のカラダの話***

女性の身体の転換期となる妊娠・出産。女性にとって大きく変化のあるの妊娠・出産後のケアはとても大切です。ホリスティックケア(自然療法)を通して身体に目を向け、不調が出る前にケアできるカラダつくりについてお伝えしたいと思います。

 

ホリスティックケアの重要性

ホリスティックとは、身体や心、環境などの全体のバランスを整え、人間を含めすべての動物が本来持っている自然治癒力を高めていくこと。“肉体”“精神”“心”のつながりを大切にします。

「身体の不調を感じた時にも、肉体の不調からから出てくる方もいれば、思考の癖や過去のトラウマといったメンタルな理由から表れてしまう方もいます。身体の不調の根本の原因に気付くことが、健康維持に繋がります。

“何が必要なのか、不要なのか。”自分自身を感じるセンサーを私たち人間は持っています

 

産後ママの身体の変化とケアの方法

産後は抱っこや授乳など姿勢が崩れやすい事が多く、腰痛や肩こり、腱鞘炎、ぽっこりお腹、いらいらや不安などの身体と心の症状がみられます。

症状と解消法についてポイントをお伝えします。

◆抱っこや授乳など姿勢が崩れやすい事が多く腰痛や肩こり、腱鞘炎

⇒抱っこ紐の調整や赤ちゃんをおっぱいの高さに合わせた授乳姿勢を調整する。

同一姿勢の時はこまめに姿勢を変えるなど身体の使い方を変えるだけでも予防出来ることがあります。
◆ぽっこり姿勢

インナーマッスルの機能低下や反り腰の場合も⇨腹式呼吸や骨盤底筋エクササイズやピラティスがおススメです
◆イライラや余裕がなく不安になったりする

実は隠れ貧血の場合もあります。

産後の心身の回復には約6ヶ月かかるといわれていますが、もともと筋力が弱い場合はさらにかかることもあり、回復は個人の状況によります。

 

腹式呼吸のススメ

産後ママがすぐ取り組める簡単なホリスィックケアは腹式呼吸です。

腹式呼吸は産後、最初に出来る腹筋運動にもなります。

息というのは「自」の「心」と書くように、呼吸は心の状態と深く関係しています。腹式呼吸をすることで、お産の疲労や緊張をしずめ、心と身体をリラックスさせてくれます。

 

病気になってしまってからそれを治すことより、日常の心掛けで病気になりにくい心身を作る。私たちは本来持っている自然治癒力を自分自身の力で高めることができます。

病気を予防し、健康を維持する『予防医学』の視点をもち、ホリスティックケアが自分自身の身体の状態に気づいてもらうきっかけになればと思っています。

自分らしく生きる力を。ママが自分らしく過ごせますように!

萬木奈央さん「personal care nappa」代表

作業療法士

国際ホリスティックリメディアル協会員

ママの産後体操やママや赤ちゃんたちの交流を中心としたママ会

「mama&baby care」主催

産前産後ケアが当たり前の世の中に!をモットーに

オイルやアロマを使用したリメディアルセラピーやピラティスの運動療法、生活動作アドバイスなど産前産後ケアを提供しています。s

また自身も不妊に悩んだ経験からプレコンセプションケア

(妊娠に向けてのカラダづくり)にも力を入れています。

メール:[email protected]

TEL:050-5435-5787

Instagram:@nappa_has

※サロン(HASPALI内、岡山市南区あけぼの町)または出張にてケアを行っています。